【読書メモ】『これからの世界をつくる仲間たちへ』を読んで心がけようと思った3つのこと
【インデックス】
◾️タイトル:これからの世界をつくる仲間たちへ
◾️出版社:小学館
◾️著書:落合陽一
◾️読了:2018年5月5日
【あらすじ】
映像の世紀から魔法の世紀へ。
世界で皆と同じようなものを消費する「映像的価値観」は消失した。
これからは一人ひとり違うメディアを使っていいし、コンピュータと人の「N × N」の組み合わせで無限に価値観が広がる「魔法の世紀」なのである。
近代の「脱魔術化」を経て、21世紀は「再魔術化」の時代となる。
次の世界に向けて人間がやるべきことは何か。
「現代の魔法使い」の異名を取る著者が、いまを戦うために知るべきことを語る。
【心がけようと思ったこと】
◾️「これがやりたい」という動機、何かに対する強いモチベーションを持つ
◾️自分が解決したいと思う小さな問題を探す
◾️言語化は最高の思考ツール、知識を他の知識とひたすら結びつけておく(解釈力)
【読書メモ】『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』を読んで意識しようと思った3つのこと
【インデックス】
◾️タイトル:内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
◾️著書:スーザン・ケイン
◾️読了:2018年5月3日(再読)
【あらすじ】
私たちは、外向型の人間を理想とする価値観のなかで暮らしている。
一方で内向性は二流の性格特性とみなされ、残念な性格と病的な性格の中間にあると思われている。
だが、外向型の人間の理想とする考えを、そのまま鵜呑みにするのは大きな間違いだ。
偉大なアイデアや美術や発明の一部は、物静かで思索的な人々によるものだ。
本書は以下の4つのパートで構成されている。
◾️外向型が理想とされる社会に関する説明と、必ずしも外向型が正しい状況ばかりではないことに関する説明
◾️持って生まれた性質と外向型・内向型について、そして自由意志の役割について
◾️文化と外向型・内向型の性格タイプとの関係について
◾️内向型が外向的にふるまったほうがいいとき、逆のタイプとのつきあい方、そして内向型の特性を磨く方法
【意識しようと思ったこと】
◾️創造性をいかすためには単独で動く
◾️自分にとって最適なレベルの刺激を考える
◾️自分にとって非常に重要な事柄、「コア・パーソナル・プロジェクト」が何かを考える。
▼最適なレベルの刺激を中心に書いた記事
http://inspirex.hatenadiary.jp/entry/2018/04/29/173502
▼本書を最初に読んだ時に書いた記事
【読書メモ】『本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術』を読んで取り入れようと思った4つのこと
【インデックス】
◾️タイトル:本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術
◾️著書:小飼弾
◾️読了:2018年5月5日
【あらすじ】
テレビが来てもネットが来ても、まるでなくなる気配のない「書籍」。
これまで当たり前だったものを過去のものにする発明を英語では“disruption”と言う。
なぜか「ディスラプション」ていう単語ではなく「破壊的イノベーション」という語句に訳されたこの過程において、何が滅び、何が生き残るか?
ディスラプションの最大の犠牲者といえるのが「労働」。
職がなければ、遊べばいいじゃない。
“worker”から“player”へ。
来るべき世界に読書が基本的遊戯として存在するという著者。
本書では何をどのように読めばいいかが提示されている。
【取り入れようと思ったこと】
◾️小説を読む
◾️休読日をつくる
◾️「偏見」とは自分の嗜好の財産、偏見を貯める
◾️読んだ本は記録し発信していく
【読書メモ】『ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代』を読んで心がけようと思った3つのこと
【インデックス】
◾️タイトル:ゆるいつながり 協調性ではなく、共感性でつながる時代
◾️著書:本田直之
◾️読了:2018年5月4日
【あらすじ】
ここ十数年の間に日本人の人間関係のあり方が、「強制と忠誠のつながり」から「ゆるいつながり」へと変わってきている。
その変化はインターネットの爆発的な普及にともなって広がり始め、SNSの普及によって決定的になった。
新しい時代にどうしたら人とのつながりを深められるのか、本書では人間関係の築き方や共感を呼ぶようなセンスの磨き方が提示されている。
【心がけようと思ったこと】
◾️自分が強制ベースの人づき合いを求めていないかということに細心の注意をはらう
◾️「相手がどう思うか」という「想像力」か不可欠
◾️自分の価値を高め、相手に価値を提供する
自分に最適な刺激レベルを考え、自分が上手くできる状況に身をおくようにするといろいろ楽になりました
仕事をしている時、請求書作成業務のような事務仕事をしている時に眠たくなることがよくあります。
お客さんからの要望と状況を確認し、社内で調整をするような業務だと眠たくなることはほとんどありません。
期限が厳しい仕事や変更が多い仕事の時にはバタバタとして普段なら適切にできることにとても時間がかかったりするようなことが増えます。
眠たくなるのは体調管理の悪さや集中力の欠如、バタバタとしてしまうのは能力不足だと考えていたことがあったのですが、『内向型人間のすごい力(スーザン・ケイン著)』という本を読んで、自分の気質と刺激のレベルとの関係だというように考えるようになりました。
『内向型人間のすごい力』にはこのようなことが書かれています。
人間には「最適な覚醒レベル」=「スイートスポット」があり、仕事も趣味も外交も、できるだけスイートスポットに合うように設定すればいい。
【生まれ持った気質は消えない】
さまざまな顔写真を見せられた対象者の脳がどのような反応をするかをfMRI装置で追跡する実験があります。
乳児期にこの実験で高反応だった子供たちは、成長した後でも低反応だった子供たちよりも、見知らぬ人の顔写真に敏感に反応したとあります。
つまり、成長しても高反応・低反応の痕跡は消えなかったということです。
この結果が示唆していることは、性格は変化させることができるが、それには限度があるということです。
【人間は「最適な」レベルの刺激を求めている】
1960年代終わりから数十年なわたって、著名な心理学者のハンス・アイゼンクは、人間は強すぎも弱すぎもしない「最適な」レベルの刺激を求めているという仮説を主張しました。
そして、世界中の科学者たちが1000件以上もの研究によって、皮質の覚醒レベルが外向性と内向性の重要な鍵となっているという理論を検証し、心理学者のデヴィッド・フンダーはさまざまな重要な点で「なかば正しい」と言っています。
これらの研究を組み合わせてみると、人間はそれぞれ特定のレベルの刺激を好むということが理解できます。
また、自分の性格が好む刺激を理解することができれば、そのレベルに自分自身を置くようにすることができるようになります。
自分の場合はこのようにしています。
請求書作成業務のような事務仕事は眠たくなりにくい時間にし、休憩をはさみ体を動かすようにする。
事前にスケジュールを綿密に計画することによって期限が厳しくなるような事態を可能な限り回避する。
人によって最適な刺激のレベルは異なりますので、事務仕事をする時が集中できる人や期限が厳しい仕事のほうが集中して仕事に向かうことができる人もいると思います。
重要なことは苦手な状況が自分の能力不足ではなく、最適な刺激レベルと異なっていることが原因となっている可能性があるということです。
そのような場合は自分が上手くできる状況と上手くできない状況を整理して、できるだけ上手くできる状況に自分の身をおけるようにするにはどうすればいいのかを考えるのがいいと思います。
上手くできないことをやろうと頑張るよりも、自分が上手くできる状況に身をおくように頑張るほうがいいのかな、と思います。
▼『内向型人間のすごい力』について以前書いた記事です
仕事におけるアウトプットは次の人にとってのインプットだと思うことについて
自分一人で仕事が完結する人もおられると思いますが、多くの人は自分の前後で仕事をする人がいると思います。
自分が起点の仕事ってなかなか少なくて、多くの人は別の仕事をする人から情報やモノを受け取って仕事が始まると思います。
(自分の会社の中では自分が仕事の起点という人も、お客さんからオーダーをもらっていれば、お客さんからもらった情報から仕事が始まると言えると思います)
そして自分の作ったアウトプットが次の仕事の人のインプットになって仕事は続いていきます。
それはお客さんに渡った後も続くことが多く、自分の会社のアウトプットがお客さんのインプットとなることで価値の連鎖は続いていきます。
ですので、自分の仕事のゴールはゴールではなくて、次の仕事をする人にとってのスタートだということを意識するようにしています。
自分の仕事が終わったらよしと雑な仕事をしてしまうと、自分のところでは問題が発生しないかもしれませんが、次の仕事での問題の原因になってしまうかもしれません。
なので、自分の業務だけでなく次の仕事の内容を学んで適切なアウトプットをするように心がけています。
自分の仕事は自分だけの仕事でなく、前後にいる人との流れの中で考えるべきだと思いますし、そのように行動出来るよう意識するようにしています。
星取表を作成する手順とメリットについて書いてみました
前回のブログで業務手順を把握することについて書きました。
▼業務手順を把握する手順とメリットについて書いてみました
http://inspirex.hatenadiary.jp/entry/2018/04/14/174325
業務手順の書き出しは何度も行なっていますが、業務手順を書き出した後に業務一覧を作成し、チームのメンバーで誰がどの業務をできるかを整理したことがあります。
(いわゆる「星取表」です)
軽い気持ちでやってみたのですが、思いの他に得るものが多かったです。
【星取表を作成して得られたこと】
■できる業務に偏りがあることがわかった
作成する前から予想はしていたのですが、表によって目に見えるようにするとインパクトがありました。
また業務単位で見ても、みんなができる業務から一人しかできない業務までばらつきがあるのが一目で把握できました。
■誰にどの業務を新たに身につけてもらうかの計画を立て実行することができた
人に対しては誰がどのくらいの業務ができるかが見えるようになりましたので、例えば次の一週間でここまでといったふうに、新たに業務を身につけてもらう計画をたて実行することができました。
また業務に対しては、例えば時間によって負荷が集中して発生するような業務で一人しかその業務ができないようなものがあれば、複数人でできるように他のメンバーもその業務をできるようにする計画をたて実行することができました。
■結果、特定の業務に負荷がかかった時には他のメンバーが分担でき業務の平準化が進んだ
上記のように、人に対する業務の偏りや、業務に対する人の偏りがが一目でわかるようになりましたので、効果的な部分から計画的に偏りをなくすことにより、メンバー間の業務分担ができるようになりました。
【星取表を作成する手順】
■書き出した業務手順をもとに業務の区切りごとに名称をつけリストを作成する
■チームのメンバーの名前を書く
■メンバーごとにできる業務の欄に丸をつける
【まとめ】
軽い気持ちで書き出した表を見たときの驚きは今でも覚えています。
予想はしていたことではあったのですが、目で見て確認できるようにすることのインパクトを強烈に感じました。
また、実際に表を作ってみるとやるべきことや必要な時間等を考えることができるようになりました。
表を作る前は課題だと感じてはいたのですが実際の行動に移ることができなかった、正確に言えばとるべき行動が思い浮かばなかった、のですが、目に見えるようにしてしまうとあっという間にとるべき行動が次々と思い浮かぶようになりました。
星取表はグループでやらなくても個人でも作ることができますのと、自分の仕事や趣味に関して作ってみて下さい。
きっと漠然と課題だと思っていたことに具体的なやるべきことが思い浮かび、行動に移せるようになると思います。