「自分の時間を取り戻そう」を読んで考えてみたこと
著者は社会派ブロガーのちきりんさん。
この本を知ったのはThe Hayseedsのドラマー星川 崇(ホシカワ ソウ)さんのブログのこの記事からです。
http://www.shellbys.com/entry/bandsman-get-back-time
しかし、近くの書店では見つからずあきらめかけていたのですが、何日か経ったら見つけることができたので即購入しました。
しかし、購入したのはよいものの読む時間がとれず、しばらく放置していました。
そうこうしてるうちに、A1理論さんのブロクに出会います。
http://okite.hatenadiary.jp/entry/jibunnojikanwotorimodosou
自分が印象に残ったのは、5章の「欲しいモノを明確にしよう」でした。
・超危険な「似て非なるモノ」
・頑張るほどわからなくなる「欲しいモノ」
・「やるべきこと」と「やりたいこと」
5章は14ページと分量は少ないのですが、読んでいる時に一番印象に残った部分でした。
ちきりんさんは序章で、多忙な生活の「本質的な問題」を、自分のアタマで考えてみてください、と読者に問いかけます。
自分の答えは「目的意識がないこと」でした。
(残念ながら正解ではありませんでした)
ちきりんさんは「生産性」を、「投下した希少資源(時間やお金など)」に対する「得られた成果」の割合(比率)と定義付けします。
そして、生産性を高めるための方法に、投下する希少資源を少なくする、具体的には、「働く時間を減らすこと」をあげます。
次に、「すべてをやろうとしないこと」をあげます。
いずれも具体例をあげて説明されており、非常に参考になるのですが、それだからこそ、5章の「欲しいモノを明確にする」ということが大切だと思うのです。
「働く時間を減らすこと」も「すべてをやろうとしないこと」も、行動に移す時にには、必ず「やらないことを決める」ということが発生すると思います。
この「やらないことを決める」ことができないから、すべてをやろうとしてしまうのだと思うのです。
そして「やらないことを決める」ためには「欲しいモノを明確にする」ということが必要になると思います。
ちきりんさんは、「全部やる必要はありません」のところで、やることとやらないことを決めている人の例や、「最後まで頑張る場所」は厳選することを提案されていますが、このことも自分の欲しいモノが明確になっているからできることだと思います。
そういったことから、この「欲しいモノを明確にする」ことについて書かれている5章が大切な部分ではないのかと思いました。