漫画制作に関して最近知って驚いたことをあげてみる
ご存知の方にとっては当たり前の話かもしれませんが、漫画制作に関して最近知って驚いたことを書きます。
呑兵衛女子が一人でお酒を呑みに行き、クチ三角▽にして「ぷしゅー」ってしながら幸せそうに痛飲する漫画なのですが、ドラマにもなって人気もあるようなので読んでみました。
(食事系の漫画って地味に好きです)
本編も面白いのですが、2巻に「メイキング オブ ワカコ酒」と題して、漫画制作の過程が紹介されていました。
文字の部分を引用します。
①PC上で下書きします。
②下書きをプリントアウトし、更にくわしい部分を描き込みします。
③下書きをトレスしながらペン入れをします。
④PCに取り込み、ワク線と描き文字を入れ、トーン指定をしてアシスタントさんに送ります。
⑤アシスタントさんがデジタルトーンを貼って送り返してくれます。
(実際にはこの説明に絵がついています)
ここで驚いたのは④⑤の過程です。
漫画制作のイメージって、アシスタントさんが何人か同じ部屋に集められていて、作家さんも隣りの部屋とかにいて、作家さんと打ち合わせしながら制作しているものでした。
④の欄外には「データのやり取りだと、遠方で面識のない方との共同作業も可能です。」とあります。
(著者さんもアシスタントさんに会ったことがないようです)
音楽の分野では随分前からメールのやり取りで、世界中のミュージシャンと音楽制作をしているということをきいたことがあります。
(Pro Toolsというソフトを使うのでしょうか?音楽制作のエンジニアリングの部分はあまり詳しくないです・・・)
しかし、漫画をデータのやり取りで制作できるとは思っていませんでしたし、イメージと全く異なっていましたので、けっこう驚きました。
データのやり取りが可能であれば、例えば作家さんが一人で漫画を書いて、アシスタントさんを集めた会社(出版社?)とやり取りすれば、作家さんはどこでも好きな場所に住むことができるようになるのでしょうか?
(日本だけじゃなくて、海外でも可能?)
漫画制作に詳しくありませんのでよくわかりませんが、上のようなことを想像(妄想?)すると、すごい時代になったものだな、と思います。