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~に刺激[触発]される / 【働き方】【在り方】【音楽】【読書】【散歩】がテーマのブログです

『今年の目標を立てた人へー「早すぎる最適化」を避けようー』いうブログ記事を読んで考えたこと

目標を立てることに関して、以前このような文章を書きました。


▼一年の目標を立てない自分の、目標を立てない二つの理由

http://inspirex.hatenadiary.jp/entry/2017/01/03/110143


目標を立てることによって、目標以外のものが自分の意識から外れそうな気がして、それを避けたいのです。

脳は感覚器からの情報を全て意識にあげているのではなく、自分にとって重要なものだけをあげていると言われています。

なので、目標を立ててしまうとそのことに必要なものばかりが意識にのぼって、もっと大きなチャンスが目の前にあっても、認識できなくなりそうでこわいのです。

(引用終わり)



この記事を書いた時には、目標を立てない理由はあったのですが、じゃあどうするの?ということは明確に持っていませんでした。


この点について、ぺんじいさんのブロク『ぺんぎん村での日々』に興味深い記事がありましたので、引用させて頂きます。


▼今年の目標を立てた人へー「早すぎる最適化」を避けようー

http://drawdraw.hatenablog.com/entry/2017/01/02/155714



ぺんじいさんは「長期にわたる目標を立てない方がよい」ことを重要だと書かれます。


(ぺんじいさんの記事からの引用です)

しかし、これよりも私が目標を立てる上で最も重要だと思うのは、
「長期にわたる目標を立てない方がよい」
ということです。

これから先の1年間を見通して、
精度良い目標を立てられる人なんて
あまりいないんじゃないんだろうかと思います。

なぜなら、目標を達成していく過程で、
自分を取り巻く環境、そして自分自身も変化していくからです。

(引用終わり)



そして、長期にわたる目標に関して、米国のLispプログラマーでエッセイスのポール・グレアム(Paul Graham)のエッセイ『知っておきたかったこと--- What You'll Wish You'd Known』を引用されます。


以下にポール・グレアムさんの言葉から印象に残った部分を引用します。



より良さそうな状況に向けて少しづつ前に進んでゆくんだ。 成功した人の多くは実際にはそうやって成功したんだ。


ぼくが提案するのは逆に、将来のことは一切決めないでおいて、 今ある選択肢を見て、良さそうな選択肢がより増えるものを選ぶってことだ。

(引用終わり)



自分も未来の事に関しては考えてしまうことがあるのですが、冷静に考えると考えてもしかたがないことのように思います。


なぜなら、ぺんじいさんも書かれていますが、未来には自分をとりまく状況は変わっているし、何よりも自分自身がこれから経験することによって変わっていきます。


実際に、自分も数年前の自分とは異なることを考えていますし、こうなることを数年前の自分は思っていませんでした。


ぺんじいさんのタイトルにもある「早すぎる最適化」というのは、ピッタリくる言葉だなと思います。


ぺんじいさんの記事を読んで、未来のことは未来の自分に考えてもらうとして、今の自分は「今」にフォーカスして、今あるものから良さそうなものを選ぶのがいいな、と思うようになりました。



【まとめ】

・自分をとりまく環境も、自分自身も変化するので、長期の目標は立てない方がよい


・今ある選択肢を見て、良さそうな選択肢がより増えるものを選ぶのがよい




(ぺんじいさんの記事に<版権表示>がありましたので引用させて頂きます)

『知っておきたかったこと--- What You'll Wish You'd Known』について

What You'll Wish You'd Known

Paul Graham, January 2005
Copyright 2005 by Paul Graham.


これは、Paul Graham:What You'll Wish You'd Known を、原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。<版権表示>
本和訳テキストの複製、変更、再配布は、この版権表示を残す限り、自由に行って結構です。
(「この版権表示」には上の文も含まれます。すなわち、再配布を禁止してはいけません)。
Copyright 2005 by Paul Graham
原文: http://www.paulgraham.com/hs.html
日本語訳:Shiro Kawai (shiro @ acm.org)<版権表示終り>

Paul Graham氏のエッセイをまとめた『ハッカーと画家』の 邦訳版が出版されました。
出版社の案内ページ Amazon.co.jp サポートページ

2005/01/22 翻訳公開
2005/01/24 水落毅様より誤記の訂正を反映




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