新しく好きになったものが、以前より好きだったものを違う角度から好きになるきっかけになった、という話
大学生の頃に2年間ほどジャズばかり聴いていた時期があったのですが、ジョン・コルトレーンの音楽にはその時に出会いました。
「モーメンツ・ノーティス」「ジャイアント・ステップス」「マイ・フェイバリット・シングス」「セイ・イット」などが特に好きで、よく聴いていたことを記憶しています。
今でも好きなのですが、大学生の頃のように頻繁に聴くことはなくなり、数ヶ月おきに急に聴きたくなって聴いているような付き合い方になっています。
このように付かず離れずの距離で付き合っていたのですが、マーク・ゴンザレスというプロスケーターが自身のパートのサウンドトラックにジョン・コルトレーンを使用したことを書いている雑誌を数ヶ月前に目にしました。
その時にはスケートボードとコルトレーンの音楽って合うのかな?と疑問に思ったのですが、スケートボードはよく知らない分野なので特に深くは考えませんでした。
それから数ヶ月が経ち、軽い気持ちで始めたけん玉が楽しくて、ほとんど毎日少しずつですが触れるようになりました。
最近はけん玉で遊ぶときにはBGMをかけるようにしているのですが、試しにコルトレーンの音楽をかけてみると、意外とフィットしました。
コルトレーン以外のジャズで試しても何となくはまらないのですが、コルトレーンの音楽はけん玉の雰囲気にあうような気がしています。
そのようなことがあり、プロスケーターが自身のパートのサウンドトラックにジョン・コルトレーンを使用したことについて書かれた記事の存在を思い出し、ストリートカルチャーとコルトレーンの音楽は親和性が高いのかもしれない、と思うようになりました。
軽い気持ちで始めたけん玉が、コルトレーンの音楽を今までとは違う角度から好きになるきっかけになるとは思ってもみませんでしたので、びっくりしました
かつて自分が好きだったものと、思ってもみなかった別の分野のものをきっかけで出会うことになるとは思ってもみませんでした。
かつて好きだったものは少し距離ができても、ひょんなことから距離が縮まることがあるのだな、と思いました。
そんなことがあり、趣味などで興味が薄くなったものがあっても完全にやめてしまうのでなく、ひょんなことから再び距離が近くなることがあるかもしれないので、付かず離れずの距離で付き合っているのがいいのかもしれない、と思いました。