趣味に関していろいろと思うところがありましたので、成毛眞さんの『大人はもっと遊びなさい』を再読して考えてみました
このブログでも何度か書いていますが、趣味の一つにけん玉で遊ぶことがあります。
しかし、最近になってモヤモヤとすることがおこるようになりました。
【目標にしていた技が何度か上手くできた】
『ワールウィンド』という技に憧れていてずっとできるようになりたかったのですが、教えてもらうと何度か上手くできました。
上手くできたことは嬉しい反面、ずっと目標にしていた技ということもあってなんとなく目標がなくなった感じになりました。
次の目標を探すべくツイッターやインスタでけん玉をされている方の練習内容を参考にしたりするのですが、なんだか気分が重くなってしまっています。
【自分より速いスピードで上達している人の存在にヘコむ】
ツイッターやインスタでけん玉をされている方を探していると、時々上達のスピードが異常に速い方と遭遇します。
けん玉を始めて半年くらいで自分が一日に何回かできたら調子がいいような技を10連続でされてたり、けん玉ワールドカップのレベル5の技(自分は2とか3の技を練習中)をアップされていたりするのを見ると、他人と比較することに意味はないことはわかっていつつも気になってしまうのです。
【『大人はもっと遊びなさい』成毛眞(PHPビジネス新書)を再度してみた】
遊びとの付き合い方で参考にしている本なのですが、上記のような状況でモヤモヤしていることもあり再読してみました。
(引用)
しかしそこに、「これを達成したからには次はこれをしなくてはならない」という義務感のようなものが少しでも混じっていたなら、それは休止のタイミングだ。ひとまずやったという満足感だけを胸に、別の遊びを始めたほうがいいと思う。
(引用終わり)
ギクッとしました。まさにこの状態です。
この技ができたから次はあの技をする「べき」かなと考えてみたり、基礎を固める為にこの流れをルーティンにする「べき」かなと考えていました。
しかし、それをやってみても楽しい気持ちはあまりもてず、義務でやっているような重い気持ちになるようなことがありました。
(引用)
趣味は上達・成長・蓄積を楽しむものであるから、あまり急速に上手くなる必要はない。それに、上手くならねばならないと思ってしまうと、とたんにつまらない苦行と化すので、そういった考えも捨てたほうがいい。趣味は究めてはならないのである。
(引用終わり)
これもまさに今の自分の状態です。
けん玉に関しては少しずつ「上手くなりたい」という気持ちがでてきていることを自覚していました。
この「上手くなりたい」という気持ちが曲者で、一歩間違うと「(辛くても)頑張る」みたいな感じになってしまいます。
この辺りは改めて対策が必要だなと思いました。
【スピードダウン】
というわけで、けん玉は少しスピードダウンして、距離ができつつあった音楽をしてみたり、他の面白いことを探すことをしようかと思います。
あくまでも「スピードダウン」なのでけん玉は触るようにはしますが、基礎練習をルーティン化したり、新しい技を次々と覚えるようなことはしないでおこうと思います。
けん玉は大好きで長く続けていきたいと思っていますので、この辺りのコントロールは必要かなと思います。
▼成毛眞さんの『大人はもっと遊びなさい』については過去にもブログに書いています