好きなモノ・コトと「語る場所」について
自分の趣味の一つにけん玉があるのですが、ツイッターやインスタでけん玉をされている方のアカウントを見ていることが増えています。
けん玉をされている方のツイッターやインスタを見ていて思うのが、ショップや公園などで集まって練習されている方が多いなぁということです。
またツイッターで技やけん玉の情報交換をしたり、けん玉以外のことでもやりとりされていることも印象的です。
それがどこかで感じた印象に似ているなと思い考えてみて思ったのが、佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』でした。
本書のはじめにの部分で「語る場所」についての言及がなされるのですが、ツイッターやインスタでやり取りされていることを考えてみると、この「語る場所」という考え方の理解が深まったように思うのです。
以下は『ほくらの仮説が世界をつくる』からの引用となります。
孤独を解消するには、「好きなことを話し合える相手がいる」ということが、少なくともぼくにとっては重要でした。ぼくは、作家と出会って、感情をシェアすることで孤独を解消できたのです。
観る側にとって「試合そのもの」だけが価値を持つということは、あまりない。誰かと応援したり、語り合ったりすることで価値になるのです。
また、友人や自分の家族が出ているアマチュアの試合は、技術的に拙くても、見ているとおもしろいでしょう。もしかすると、プロの試合よりもおもしろいかもしれません。それは、その試合について、語ることがたくさんあるからです。
(引用おわり)
自分が本書を読んだのは二年近く前になりますが、二年間の時を経て「語る場所」をオンラインでつくり、それがオフラインにも波及し、好きなモノ・コトを共有できる場がどんどん出来ているのだなぁと思います。
そんなことを考えながら本書を久しぶりに読みたいなと思いました。
↓二年近く前に『ほくらの仮説が世界をつくる』を読んで書いたブログです。
何点か考え方が変わっている部分もありますが、概ね今と同じようなことを考えています。