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~に刺激[触発]される / 【働き方】【在り方】【音楽】【読書】【散歩】がテーマのブログです

アート・ブレイキー バードランドの夜 Vol.1 の スプリット・キック

とにかく元気の出る一曲です。


ハードバップの幕開け」と言われるバードランドの夜の一曲目を飾るにふさわしい勢いに思わず体が動いてしまいます。


この演奏はライブ録音ということもあり勢いが凄いです。


アート・ブレイキーのドラムはアフロキューバンもシンバルレガートもグイグイと前にでる勢いが気持ちいいです。


とくにシンバルレガートの背中を押されるようなグイグイ感がたまらなくて、テンションが上がってしまいます。


そしてクリフォード・ブラウンのトランペットが熱いです。


普段から音数は多いトランペッターですが、どこかクールというか端正というか、そんなイメージを持っているのですがこの曲のアドリブは熱いです。


いつもよりはじけた感じで高らかに歌い上げるトランペットサウンドは気持ちがいいです。


「新しい時代が来た!」というべきか「自分たちが新しい時代をつくるんだ!」というべきか。


そんな感じの勢いを感じる一曲です。


元気のない時に元気をもらうというよりは、元気のある時に更にブーストしたいような時に聴く曲だと思います。


とにかくエネルギーに溢れた演奏なので、聴くときにはこちらもエネルギーが必要になる曲です。


きっとこれからもこの曲にブーストされ続けるんだろうなと、そんなことを考えてしまいます。

 


『バードランドの夜 Vol.1』


アート・ブレイキー(ドラム)
クリフォード・ブラウン(トランペット)
ルー・ドナルドソン(アルトサックス)
カーリー・ラッセル(ベース)
ホレス・シルヴァー(ピアノ)


1954年録音(ライブ録音)