「音読」について
途中で中断していた時期がありましたが、朝起きて2ページから4ページずつ、数ヶ月かけて音読しました。
なぜ「音読」なのかというと、
・脳の前頭葉が刺激される
・セロトニンの分泌が高まる
といわれているからです。
冬場は日照時間が短いのでセロトニンの分泌が弱まるようなのですが、中断していた音読を11月下旬から再開したところ、中断していたころと比べて気持ちが楽になったように感じました。
(*個人の感想です)
また、自分は古典を音読する際には現代語訳を考えないようにしています。
なぜかというと、古典の文章を古典の文章のまま味わいたい、現代語訳をしてしまうと空気感みたいなものがとんでしまう感じがするので、現代語訳は考えずにあるがままに読むようにしています。
なので、和歌の内容などは一切頭に残りません。
そもそも、前頭葉の刺激とセロトニンの分泌が目的なので、知識を増やす必要はないのです。
そして一番大事なことなんですが、古典の音読って「楽しい」のですよ。
意味もわからないのに読んで何が楽しいのか自分でもわからないのですか、なぜか楽しいんです。
「音読」の効果は古典でなくてもよいので、自分の好きな作品を音読するのがよいと思います。
好きな作品、文章がない人は、斎藤孝さんの『声に出して読みたい日本語』シリーズなどから探すのもよいかもしれません。
ちなみに自分は、斎藤孝さんの『50歳からの音読入門』をつかいました。
(自分は50歳以上ではないのですが、『声に出して読みたい日本語』が本屋で見つからなかったんで、こちらにしました)
最初はこの本の好きな文を音読して、『平家物語』や『徒然草』の文章の雰囲気が好きだったので、はじめは岩波文庫の『徒然草』を購入して音読してました。
余談ですが、『50歳からの音読入門』には、それぞれにポイント解説(味わうポイント)と、古文には現代語訳がついていて、大変わかりやすかったです。