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~に刺激[触発]される / 【働き方】【在り方】【音楽】【読書】【散歩】がテーマのブログです

けん玉の練習は毎日少しずつ続ける方法が効果的なのかなと思った話

12月に入ってけん玉の練習方法を少し変えてみたのですが、思いのほかに効果があったように思います。

そこで、今回は12月のけん玉の練習について書いてみます。


【12月の練習リスト】
・ふりけん→地球まわし
・USA一周
・ヨーロッパ一周
・飛行機→灯立
・一回転灯台
・中皿→ダウンスパイク
・飛行機→タップイン
・うぐいす→けん
・ワールウィンド
・月面着陸→さかおとし
・(手乗せ灯台→)とんぼ返り


〈12月上旬のメイン〉

【ふりけん→地球まわし/USA一周/ヨーロッパ一周】

12月の前半頃は地球まわしやUSA一周から練習を始めていました。

地球まわしを三連続くらいできたらUSA一周の練習をするようにしました。

そして、USA一周で中皿や最後のけんで失敗するとヨーロッパ一周をするようにしました。

中皿や最後のけんで失敗するとヨーロッパ一周をするようにしたのなんとなくなのですが、いい組み合わせかなと思います。

ヨーロッパ一周をあまり苦労しないでできるようになったことに上達を感じました。


〈12月中旬からのメイン〉

【飛行機→灯立/一回転灯台

12月中旬からは一回転灯台がメインの練習になりました。

一回転灯台はできないことはないのですが、練習しても成功率がなかなか上がらず何となく避けるようになっていました。

そんな時に、一回転灯台ができる方のツイッターで今できる人でもできないと思っていた時期があることを知り、再度取り組むようにしました。

しかし、根を詰めて練習すると嫌になってしまうことが目に見えているので、飛行機→灯立と一回転灯台をそれぞれ一日に五回ずつするようにしました。

そして、この練習方法が思いのほか効果がありました。

一日二日の単位だと変化は見られないのですが、一週間単位でみると確実に成功率が上がったように思います。


〈12月中旬からのチャレンジ練習〉

【中皿→ダウンスパイク/飛行機→タップイン】

これらはそもそも成功させることがほとんどできなくて避けまくっていた技です。

練習するのが嫌で避けていましたが、やらないことには出来るようにならないと観念して、できなくていいから一日に五回から十回くらいはふるようにしました。

そんな感じで練習していたのですが、飛行機→タップインは一日に一回くらいは成功するようになりました。

一回転灯台もなのですが、少しずつでいいから毎日向かいあっているとじわじわと上達するなかなと思うようになりました。


〈次期メイン候補、準備段階〉

【うぐいす→けん/ワールウィンド/月面着陸→さかおとし/(手乗せ灯台→)とんぼ返り】

これらは一日一回くらいできたらいいな、という感じで練習しました。

一回転灯台の次にメインにしようと思っている技で、今は準備段階といったところです。

ですので、日によってはやらない日もありました。

しかしながら、一日一回といえど定期的に練習していると上達するようです。

特にワールウィンドに関しては、頑張って一日一回だったのが、二回三回と徐々にできる回数が増えてきています。

ワールウィンドは長い間憧れていた技ですので、今の状況はめちゃくちゃ嬉しいです!


【まとめ】

・練習は毎日少しずつ続ける方法が効果的である可能性が高い。

・特に苦手な練習は根を詰めて練習すると嫌になってしまうので、少しずつ練習するのが自分にはあっているように思う。

・成功率を上げたい技(メインの練習)/できない技/頑張れば一回くらいはできる技(次のメイン候補)、のように3グループくらいにわけて練習するのが自分にはあっているように思う。

ドラマー淳士さんのインタビューを読んで、好きなこととの向き合い方について考えてみた

好きなドラマーの一人に淳士さん(*1)がいますが、Pearlのフリーマガジン(2018 SUMMER)にインタビューが載っていましたので読んでみました。

シグネチャースネアに関する話がメインなのですが、ドラムとの向き合い方に関して興味深い話がありました。


(以下フリーマガジンより引用)

(普段の練習方法、オススメの練習方法を聞かれて)

「練習方法ですか・・。あまりしないので(笑)

20代前半の頃までは毎日練習してましたけど、ある時を境に、練習と思ってドラムに向き合うと全く伸びないことに気付いたんです。なのでオフは全く練習しないですし音楽も聴かないです!!僕はどちらかと言えば、好奇心旺盛なほうだと思うのでオフでは全力で遊びますね。

そうやってドラムから離れて数日経つと、不思議とまたドラムが叩きたくなるんですよ。そうしたらドラムを叩く。その自分が叩きたくなって叩いた時が僕の"伸びしろ"なんじゃないかなと思っています。自分が叩きたくなって叩かないと楽しくないし、それだと何より上手くならない。練習方法という意味ではちょっと違うかもしれませんが・・・。」

(引用終わり)


このことについては自分にも心当たりがあります。

趣味でドラムを叩いていますが、「一日◯時間」みたいな感じで練習していた時期が自分にもありました。

こういう感じで練習していると、ドラムを叩きたい気分ではない時がでてきます。

だいたいそういう時って練習してても楽しくないし、早く終わらないかなと思いながら時計ばかり見て、全然集中できませんでした。

結果上手くもならないし、ドラムを叩くことが嫌になる時もありました。


成毛眞さんの『大人はもっと遊びなさい』という本を読んで以来、ドラムを始めとした趣味に関しては急速に上手くなる必要はないなと思うようになり、練習したくなった時に練習するようなスタンスになりました。

また、昨年の七月くらいからけん玉で遊ぶようになりましたが、けん玉にはまっている期間はドラムの練習もしない、音楽もあまり聴かないという状態になります。

ただ、そのまま音楽から離れてしまうわけでもなく、ある程度の期間が経つとドラムが叩きたくなったり、音楽を聴きたくなったりします。

そんなことを何回か繰り返している内に、ドラムを叩かない期間が続いても不安になったりはしなくなりました。


淳士さんはインタビューでこのようにも言われています。

(以下フリーマガジンより引用)

「でも、ライブばっかり続いていたらやっぱりバイク乗りたくなるし、逆にバイクばかり乗っていたらドラム叩きたいなと思ったり。僕の中では自然現象なんですよね。ドラムを叩きたくなるためにバイクを乗っている訳でもないですし、僕はその好奇心の連鎖で生きているような感じです。」

(引用終わり)


淳士さんのインタビューを読んで、けん玉と音楽を行ったり来たりするのもありだなと思いました。

その時その時の自分の好奇心にまかせてマイペースで楽しむのがいいなと思います。



(*1)淳士(JUN-JI)
SIAM SHADEのドラマーとして活動し、解散後はT.M.RevolutionGACKTAcid Black CherrySound Horizonなど、幅広いアーティストのLIVE、レコーディングにサポートドラマーとして参加。メジャーデビューを果たした自身のバンドBULL ZEICHEN 88の活動に加え、ソロ活動、セッション活動もしている。ツイッターはフォロワーが10万人を突破し、幅広い年齢層から支持されている。
(Pearlフリーマガジン(2018 SUMMER)より)

出来ないことに悩むのではなく、出来るようになったことを喜びたいと思った話

けん玉で練習している技のひとつに「灯台〜さかおとし」の連続技があるのですが、苦手な流れで成功率が低いのが悩みです。


手でのせた状態の灯台からだと5連続以上でもできるのですが、「灯台〜さかおとし」の流れになった途端に成功率が低くなってしまいます。


時間をとって回数をこなしてみたのですが、1時間半くらいで60回、10回上手くできるのに15分くらいの時間がかかっている状況です。


そんな感じで少し暗い気持ちになっていたのですが、落ち着いて考えてみると、そもそもできるようになると思ってなかった灯台を普通にやっていて、その先の技について悩んでいるという状況が今の状況だということに驚きました。


灯台という技に関しては、どこで聞いたことなのかは覚えていないのですが、むちゃくちゃ難しい技という印象があり、できるようになるとは思っていませんでした。


実際に灯台の練習に取り掛かったのはけん玉を始めて8ヶ月ほど経った後でした。


それが今では灯台は普通にできるようになっていて、その先の技で悩んでいるということに驚いたというわけです。


おそらく今できないと悩んでいる「灯台〜さかおとし」も、かつてできないと思っていた灯台のようにできるようになって、その頃にはまた別の技ができないと悩んでいるのだと思います。


ですので、今できていない技について悩んだり落ち込んだりするのでなく、かつてできないと思っていて今では普通にできていることを喜んだ方がいいのでは、と思うようにしました。


実際に少し前の自分よりは上達していると思いますし、何より楽しく練習することが出来ていますので、なるべくポジティブに考えるようにして楽しんで取り組めるようにしたいと思います。

思いは熱い内に書こうと思った話

ここ数ヶ月間、ブログは1ヶ月に一つ書ければいい方で、長い時には数ヶ月あくときもありました。


ブログは書けてないのですが、書きたいことがないわけではなく、けん玉のこと、音楽のこと、自分が思っていることなど書きたいことはありました。


しかし、この期間はけん玉をしているのが楽しくて、次の休みにまとめて書こうと思っていたら、休みの日もけん玉で遊んでしまって書けないみたいなことがよくありました。


そうこうしている内に書こうと思っていたことに対する熱意が薄れてしまうというようなことを繰り返していました。


特にけん玉に関することについては現在進行形で進んでいるので、一週間前、下手したら一日前の自分の状態が古い状態になってしまうので、次の休みにとか言っている間に別のことに興味が移ってしまうということが何度も起こりました。


この期間にツイッターでは新しい技ができたり連続記録を更新した時にツイートをしていましたが、後から振り返るときにこれが凄く役に立ってくれました。


記憶はあいまいなもので、あの技ができたのが最近のことだと思っていたのがかなり前のことだったり、もっとできなかったと思っていたのが自分が思っていたよりはよくできていたりだとか、過去の自分のツイートを見てみると記憶と食い違うことがよくありました。


そういったことがあり、ブログにその時にやっていたことや気持ちをまとめておけばよかったと思うようになりました。


けん玉のブログばかり書いてもなぁ、とか、自分の好きな音楽のことを書いてもなぁ、とか思ってしまいますが、今自分の中に浮かんでいることは今という瞬間を逃してしまうと二度と書けないことになってしまうので、思いが浮かんだタイミングでブログやツイッターに書いてしまおうと思いました。


「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが、「思いは熱いうちに書け」の精神でいようと思います。

好きなモノ・コトと「語る場所」について

自分の趣味の一つにけん玉があるのですが、ツイッターやインスタでけん玉をされている方のアカウントを見ていることが増えています。

けん玉をされている方のツイッターやインスタを見ていて思うのが、ショップや公園などで集まって練習されている方が多いなぁということです。

またツイッターで技やけん玉の情報交換をしたり、けん玉以外のことでもやりとりされていることも印象的です。


それがどこかで感じた印象に似ているなと思い考えてみて思ったのが、佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』でした。

本書のはじめにの部分で「語る場所」についての言及がなされるのですが、ツイッターやインスタでやり取りされていることを考えてみると、この「語る場所」という考え方の理解が深まったように思うのです。


以下は『ほくらの仮説が世界をつくる』からの引用となります。

孤独を解消するには、「好きなことを話し合える相手がいる」ということが、少なくともぼくにとっては重要でした。ぼくは、作家と出会って、感情をシェアすることで孤独を解消できたのです。

観る側にとって「試合そのもの」だけが価値を持つということは、あまりない。誰かと応援したり、語り合ったりすることで価値になるのです。

また、友人や自分の家族が出ているアマチュアの試合は、技術的に拙くても、見ているとおもしろいでしょう。もしかすると、プロの試合よりもおもしろいかもしれません。それは、その試合について、語ることがたくさんあるからです。

(引用おわり)


自分が本書を読んだのは二年近く前になりますが、二年間の時を経て「語る場所」をオンラインでつくり、それがオフラインにも波及し、好きなモノ・コトを共有できる場がどんどん出来ているのだなぁと思います。

そんなことを考えながら本書を久しぶりに読みたいなと思いました。


↓二年近く前に『ほくらの仮説が世界をつくる』を読んで書いたブログです。

何点か考え方が変わっている部分もありますが、概ね今と同じようなことを考えています。

http://inspirex.hatenadiary.jp/entry/2016/12/24/091827

趣味に関していろいろと思うところがありましたので、成毛眞さんの『大人はもっと遊びなさい』を再読して考えてみました

このブログでも何度か書いていますが、趣味の一つにけん玉で遊ぶことがあります。

しかし、最近になってモヤモヤとすることがおこるようになりました。


【目標にしていた技が何度か上手くできた】

『ワールウィンド』という技に憧れていてずっとできるようになりたかったのですが、教えてもらうと何度か上手くできました。

上手くできたことは嬉しい反面、ずっと目標にしていた技ということもあってなんとなく目標がなくなった感じになりました。

次の目標を探すべくツイッターやインスタでけん玉をされている方の練習内容を参考にしたりするのですが、なんだか気分が重くなってしまっています。


【自分より速いスピードで上達している人の存在にヘコむ】

ツイッターやインスタでけん玉をされている方を探していると、時々上達のスピードが異常に速い方と遭遇します。

けん玉を始めて半年くらいで自分が一日に何回かできたら調子がいいような技を10連続でされてたり、けん玉ワールドカップのレベル5の技(自分は2とか3の技を練習中)をアップされていたりするのを見ると、他人と比較することに意味はないことはわかっていつつも気になってしまうのです。


【『大人はもっと遊びなさい』成毛眞PHPビジネス新書)を再度してみた】

遊びとの付き合い方で参考にしている本なのですが、上記のような状況でモヤモヤしていることもあり再読してみました。


(引用)
しかしそこに、「これを達成したからには次はこれをしなくてはならない」という義務感のようなものが少しでも混じっていたなら、それは休止のタイミングだ。ひとまずやったという満足感だけを胸に、別の遊びを始めたほうがいいと思う。
(引用終わり)


ギクッとしました。まさにこの状態です。

この技ができたから次はあの技をする「べき」かなと考えてみたり、基礎を固める為にこの流れをルーティンにする「べき」かなと考えていました。

しかし、それをやってみても楽しい気持ちはあまりもてず、義務でやっているような重い気持ちになるようなことがありました。


(引用)
趣味は上達・成長・蓄積を楽しむものであるから、あまり急速に上手くなる必要はない。それに、上手くならねばならないと思ってしまうと、とたんにつまらない苦行と化すので、そういった考えも捨てたほうがいい。趣味は究めてはならないのである。
(引用終わり)


これもまさに今の自分の状態です。

けん玉に関しては少しずつ「上手くなりたい」という気持ちがでてきていることを自覚していました。

この「上手くなりたい」という気持ちが曲者で、一歩間違うと「(辛くても)頑張る」みたいな感じになってしまいます。

この辺りは改めて対策が必要だなと思いました。


【スピードダウン】

というわけで、けん玉は少しスピードダウンして、距離ができつつあった音楽をしてみたり、他の面白いことを探すことをしようかと思います。

あくまでも「スピードダウン」なのでけん玉は触るようにはしますが、基礎練習をルーティン化したり、新しい技を次々と覚えるようなことはしないでおこうと思います。

けん玉は大好きで長く続けていきたいと思っていますので、この辺りのコントロールは必要かなと思います。



成毛眞さんの『大人はもっと遊びなさい』については過去にもブログに書いています

http://inspirex.hatenadiary.jp/entry/2016/12/30/104111

秋元康さんと森岡毅さんの対談から感じた『実績を積み重ねることの大切さ』について

先日のお休みの際に部屋の掃除をしていました。

一年程前に購入して読んでいなかった雑誌があったのですが、処分しようと思いページをめくっているとおもしろそうな対談があったので目を通しました。

対談に一通り目を通しましたが、示唆に富んだやりとりがありましたので、ブログに書いておこうと思いました。


【出典】ヒットを生む企画・発想術 作詞家 秋元康 ✖️ 元ユー・エス・ジェイCMO 森岡
日経トレンディ 2017年7月号)

【引用】
秋元 僕は40年以上この仕事をしているのですが、そのうち30年間くらいは思うように企画が通りませんでした。(中略)ですから人を納得させるのは非常に難しく、30年かけて少しずつ、少しずつ実績を積み重ね、「あいつの言うことに乗ったほうがいい」と思われるようになってきたことがベースにあります。

森岡 (前略)とはいえ、最初から約450億円も投じた「ハリー・ポッター」の施設を造れたわけではありません。小さなイベントから一つ一つ成功させて、我々が示す「数字」に対する信頼感を蓄積し、ようやくたどり着きました。


【思ったこと】

自分のまわりを見渡してみても、仕事を任せられている人や信頼されている人は、小さな仕事を一つ一つ積み重ねることで信頼を蓄積しているように思います。

秋元康さんや森岡毅さんのような大きな仕事をされているような人が、少しずつ実績を積み重ね、というような発言されていることは重く受け止めるべきだと思います。

大きな仕事や華やかな仕事に目を奪われ、目の前の仕事が意味のないようなものに思えてしまうことが時々あります。

しかし、自分がやりやすく仕事ができるは、目の前の仕事をやっていくことによってまわりの人から信頼を得たからだと思います。

時々そういったことを見失いそうになることがあるのですが、この対談はそういう自分にとっては重く受け止めるべき内容だなと思いました。