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~に刺激[触発]される / 【働き方】【在り方】【音楽】【読書】【散歩】がテーマのブログです

エフェクター「ZOOM 506 BASS」の思い出

ツイッターで「#人生を変えたエフェクター」というハッシュタグが話題にあがっていました。

このハッシュタグで「ZOOM 505 GUITAR」というエフェクターをあげられている方が何人かいらっしゃったのですが、画像を見た瞬間に懐かしいなぁという気持ちが溢れてきました。


というのが、このエフェクターのベースばんで「ZOOM 506 BASS」というものがあるのですが、そちらの方を持っていました。


このエフェクターはマルチエフェクターなのに値段が一万円程度で、発売された時には驚いた記憶がありますが、一万円なら失敗してもいいやと思って軽い気持ちで購入でしました。


せっかくのマルチエフェクターなのに、当時の自分は歪くらいしか使い方がわからず、ベースを歪ませてブイブイいわせて楽しんでいた記憶があります。


当時は Ben Folds Five  が好きだった時期で、ベースを歪ませて何曲か友達とカバーしてたなということを憶えています。


その後はドラムを叩くことが多くなり、ベースを弾く機会もなくなってしまいましたので、「人生を変えたエフェクター」とまでは言えないのですが、楽しく懐かしさに溢れるエフェクターです。

【読書メモ】カーサ ブルータス特別編集 日本の現代アート名鑑100

何ヶ月か前のことなのですが、本屋さんでウロウロしてる時に見つけて購入しました。


現代アート」に関してはめちゃくちゃ好きというほどではないのですが、年に何度か気になる期間があって、こんなふうに目に入ったら触れてみて、という感じで楽しんでいます。


隅から隅までじっくりと、というよりは、ペラペラめくって気になったらじっくり見てみる、みたいな読み方しかできていませんが、気になっているところをさらっと書いてみます。

 


村上隆 TAKASHI  MURAKAMI】
草間彌生 YAYOI  KUSAMA】
奈良美智 YOSHITOMO  NARA】


まずはめちゃくちゃ有名な御三方。
観ていると元気がでますねぇ。
めちゃくちゃ有名な方達なのでいろいろなところで取り上げられていますが、目に入るとどうしても観ちゃいます。
村上さんと奈良さんはインタビューもありますが、読み応えがあるものでした。

 


【水戸部七絵 NANAE  MITOBE】


本誌で出会うまで知らなかったアーティスト。
本誌を購入してぱらぱらとめくっているとめちゃくちゃ気になってしまい、真っ先に目を通しました。
キャンバスに大量の油絵の具を盛って描く肖像画が彼女のよく知られたスタイルのようです。
作品はもちろんなのですが、アトリエの雰囲気やそこに立つ水戸部さんの雰囲気がなんともかっこいいんですよ。
全く知らなかったアーティストなので、本誌を購入して一番よかったなと感じたところでした。

 


【KYNE  キネ】


こちらも知らなかったアーティストです。
前述した村上隆さんとの対談が収録されています。
単色の背景に女性が描かれた作品が載せられていましたが、クールでおしゃれな感じが好きです。
村上隆さんとの対談もよかったです。

 


【アートコレクター  高橋龍太郎
【アートコレクター  桶田俊二・聖子】


アートコレクター所蔵の作品とインタビューを収録。
個人的にモノに関する蒐集の趣味はないのですが、コレクターというかたちでアートと関わることもいいなぁと思ってしまいました。

 


藤原ヒロシ


藤原ヒロシさんが好きなアーティストを紹介するページ。
ミュージシャン、デザイナーと記載がありましたが、自分のなかでは藤原ヒロシは「藤原ヒロシ」としか思えないんですよね。
特にファンでもないし好きですらないんですが、名前を見るとどうしても見てしまうし、なぜか納得(?)してしまうのですよね。
本編からは少し外れましたが、なんか書きたかったから書きました。

 


【まとめ】
こんな感じで書いてみると、自分が現代アートのことを全くわかってないなということがよくわかります。
自分にとっての現代アートは、年に何回か気になる時期があり、その時期に手にとってかっこいいなと感じる作品に触れて元気になる、という距離感が心地よいのだろうなと思います。
これからもこんな感じの距離感で楽しみたいなと思います。

【読書メモ】TURNS vol.53 ワーケーション最前線

本屋さんで見かけて衝動買いしました。


TURNS(ターンズ)という本も、ワーケーションという言葉も知りませんでしたが、働くロケーションみたいな意味かなと想像して購入しました。


本書を読んで初めて知ったのですが、まず、ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた言葉ということです。


ですので、当初の想像とは異なる内容の特集だったのですが、本誌で一番興味深かったのが青森県三戸町(さんのへまち)の事例で、そこではバケーションというよりは、ロケーションの意味合いが語られていました。


(引用)
私が三戸に対して思うのは、"vacation"としてのワーケーションではなく、その土地、つまり"location"を知るためという意味合いでの「ワーケーション」なんじゃないかなと。
(引用おわり)


この辺なんかも刺さるポイントでした。


(引用)
昼はがっつりコワーキングで仕事をして、夜は町の酒場をディグしに行くのが楽しい・・・・・・って人はマッチ度が高いと思うんですよ。
(引用おわり)


以前から「関係人口」という言葉に興味があったりしているのですが、こういう世界観が好きなんだと思います。


(ワーケーションと関係人口とは異なるものですが、、、地域との関わり方というか、そんな雰囲気の文脈です)


今やネット環境さえあればロケーション関係なく仕事が可能な時代ですので、PCを持って好きなところで仕事をし、そこで知り合った人達とアイデアを交換して新しい価値を創造する、みたいな。


三戸町の事例以外でも、まさしくバケーションのワーケーションの事例や親子で参加する親子ワーケーション、学生インターンの事例など、今まで知らなかったトピックで楽しく読めました。


バックナンバーの特集を見ても興味深い内容が多かったので、これを機会に他の号のTURNSも読んでみようかなと思いました。


働き方に関して、自分もやりたいことはありますので、いろいろと考えてみたいなと思います。

松本孝弘プレイヤーズ・ブック/松本孝弘ギター・ブック

2021年5月発売。
松本孝弘さんのギタリストとしてのプロ活動40周年を記念して発売された書籍。


プレイヤーズ・ブックはロングインタビュー、対談、共演ミュージシャンのコメント、「ギターマガジン」のアーカイブインタビューなどが収録されています。

 

ギター・ブックは松本孝弘さんのギターコレクションが収録されています。


本屋で見つけて2冊まとめて衝動買いしましたが、両方購入してよかったと思います。

 

ギターの写真が好きでこういったギターグラビアというような本を眺めるのは好きなのですが、逆に言うと眺める程度のみかたしかできません。


(スペックを比較したり、何年製のこの部分は、みたいなみかたはできません)


しかし、プレイヤーズ・ブックの方でB'zやソロ作品のレコーディング時に使用されたギターに関する話しなどもあり、その話しを深掘りするためにギター・ブックを見ると面白さが何倍にもなる感じがしました。


(恐らく編集時にそういった読み方も計算されているのだと思われます)


既に一通り読んではいるのですが、時間がある時に改めて読み返して、アーティストの考え方に触れたり、ギターの美しさを堪能するのは楽しいものです。


これからも時間がある時にちょっとずつ読んで楽しむのもいいかなと思います。

 

久しぶりにドラムの練習パッドを叩いてみました

練習パッドを使ってのドラムの練習ですが、メトロノームの調子が悪くなって以来やっておりませんでした。


メトロノームは既に新しく購入していましたが、いまいち気持ちがのらないまま結構な日数が経ってしまいました。


そして今日、急に練習パッドを叩きたくなったので、新しいメトロノームをついに開封しました。


練習内容はこんな感じです。

 


レギュラーグリップ


・片手で16分音符の連打


・パラディドル
   BPM130代くらいからあやしくなる


・インワード・パラディドル
   BPM110代からあやしくなる


・フラム・パラディドル
   BPM100代からあやしくなる


・フラム・タップ
   BPM60代後半からあやしくなる


・Crazy Army
   BPM70でさらってみた

 


久しぶりだったのでかなりコントロールは落ちていましたが、思っていたよりは大丈夫でした。


ドラム自体は定期的に叩いていてゼロにはなっていないので、この程度ですんでいるのかなと思いました。


久しぶりに叩いた感想は、やっぱりルーディメントが好きだなということでした。


またぼちぼちとやっていこうかなと思います。

 

おまけ)同じタイプのメトロノームを買ったのですか、イヤホン端子が2.5の超ミニジャックから3.5のミニジャックにかわっていたのが地味にショックでした

【読書メモ】『コンビニ兄弟ーテンダネス門司港こがね村店ー』あらすじ

【注意】作品のあらすじを書いています。

 


【インデックス】


◾️タイトル:コンビニ兄弟ーテンダネス門司港こがね村店ー

◾️出版社:新潮社(新潮文庫


◾️著書:町田そのこ


◾️読了:2021年9月8日

 


【登場人物】


・志波三彦
テンダネス門司港こがね村店の店長
フェロモン店長、略してフェロ店長


・ツギ
テンダネス門司港こがね村店の常連客
なんでも野郎と書かれたライトグリーンのツナギを着ている
人探しは得意中の得意


・梅田正平
白いタンクトップに真っ赤なオーバーオールを着た背の高い筋骨隆々とした老人
真っ赤な大人用三輪車の荷台に手作りの門司港観光マップを積み、町中を走っている
通称赤じい


・中尾光莉
テンダネス門司港こがね村店のパート店員
学生結婚をして17年目を迎える夫と、高校一年生になる息子の三人家族

 


【あらすじ】


・プロローグ


・第一話 あなたのコンビニ、わたしのコンビニ


レスリング部の大学生と気難しい年配のお客さんのすれ違い


・第二話 希望のコンビニコーヒー


タマゴサンドとコーヒーと、夢を棄てられない塾講師


・第三話 メランコリックないちごパフェ


幼馴染との関係に悩む女子中学生とまわりを拒絶するクラスメイトとコンビニスイーツ


・第四話 偏屈じじいとやわらか玉子雑炊


定年後の元仕事人間とコンビニでご飯を食べる少年と運動会の二人三脚


・第五話 愛と恋のアドベンチャーカレンダークッキー


母の不倫を疑う男子高校生と両親の新婚旅行の写真と親友の賞をとった写真


・第六話 クリスマス狂想曲


テンダネス門司港こがね村店のクリスマス


・エピローグ

 


【感想】


・「好きなことや夢」と「人間の多面性とそれにまつわるすれ違い」みたいなことが多く描かれているなと思った


・登場人物がみんな魅力的で、読んでいると人間が好きになるような感覚を感じた


・連作短編集であるが、前話で少しだけ出てきた人が次の話しの中心人物になったりで、読み進めていくうちにテンダネス門司港こがね村店にまつわる人間関係が浮き上がっていく感じが心地よかった


・素直に続きが読みたいと思った


・店長とツギさんでそれぞれファンが付きそうな感じがしたが、自分はツギさん派だと思う

 


【印象に残った箇所】

 

・「辛いときほど食うんだぞ。栄養が足りてねえときは、変なことしか考えらんねえ」(P60より)


・「顔つきとか言葉だけで判断してると、大きな勘違いをすることになる。じゃあどこで判断すべきかと言うと、ぼくは行動だと思ってるんだ」(P62より)


・「メシとか仕事とか、夢のあとについてくるオマケみたいなもんじゃねえのかねえ?」(P118より)


・周りを見てみろ。好きなものにがむしゃらになっているひとというのは、実は驚くほど少ない。まずそういうものに巡り合うのがとても難しいんだ。そしてそれに打ち込める環境、状態であるのもなかなか難しい。あとは、才能も必要かもしれないな。もうダメだ、これ以上進めないと挫折してしまえば、辞めてしまう。(P273より)

言葉と遊ぶことについて考えてみたこと

先日読んだ『探偵AIのリアル・ディープラーニング』という作品にこのような一節があります。

(言葉に苛まれている悩みに対して)


その解答とは、言葉と友達になることです。友達はあなたを傷付けません。ではどうすれば言葉と友達になれるのか。あなたは人間の友達と何をしますか。そう、一緒に遊びますよね。それと同じで、言葉と遊びなさい、戯れなさい。言葉遊び、戯言が、あなたと言葉の仲を深めてくれます。そしてひとたび言葉が友達になれば、それはあなたを傷付ける武器ではなく、あなたを守る盾になってくれることでしょう。(P143より)

 

 

この一節を読んだ後、ビートルズの『I Am The Walrus』を聴きたくなりました。


「韻を踏む」ことや「ダジャレ」などの面白さがあまりわからなかったのですが、この一節を読むことでなんとなく理解できる気がしました。


言葉は放っておくと意味が固定化してしまい、それが自分を傷付ける言葉である場合強く固定化された言葉が一日中頭の中をグルグル巡ってしまうことすらあります。


例にあげた「韻を踏む」ことや「ダジャレ」は言葉を意味から引き離し、音声に分解・再構築しその面白さを楽しむものだと思います。


マインドマップでは言葉を文章として扱わず単語として扱うことで言葉をイメージとして扱い、固定化された文章から解放し別の単語との結びつきを模索して、新たな結びつきの可能性につなげます。


ビートルズの『I Am The Walrus』も意味不明な歌詞で構成された曲です。

 

 

人間はこういう言葉で遊ぶことを通して言葉を固定化された意味から解放し、言葉と仲良くなることで言葉を自分を守るものにしていったのかなと、そのようなことを考えました。